WCSを逃した話と反省と感謝　（長いです）

ポケモンJCSへ行ってきました。まとはジュニア出場でベスト３２、そして総合２７位で終了し、世界へのキップはわずかに及びませんでした。まとを応援してくださった皆さん、大会や練習会でお世話になった皆さん、本当にありがとうございました。

思えば昨年シーズンの始まりに、まとは突然世界へ行ってみたいと宣言。全力でサポートをすることを決めます。しかしその頃はまだジムバトルに時々行く程度のもので、ポケカコミュニテイもそれほどしっかりしたものがありませんでした。色々な方にお会いして、少しづつ広げていって、それでも父の仕事の都合であまり出歩ける日が多くはなく、まとには万全の環境をすぐに作ってあげられなかったことを後悔しています。

このゲームは本当に人の助けなしには難しい競技だと思います。一部の天才を除いて一人でデッキビルドや回し方を構築するのは不可能ですし、環境についても皆さんの情報なしではなかなか把握が難しいものです。父もなんとか頑張ってゲームの理解に努め相手していましたがうまく行っていたのは初期の頃だけで、中頃になるとまとは父の能力をはるかに上回るようになり、やはり実力者について練習する必要が出てきました。

そんな中で、多くの仲間に恵まれ、わざわざ時間をさいてくださり練習したり、ティーチングしてくださり、後半はかなりレベルが上がっているのを感じる事ができました。大会を通じて世界へ行けなかった理由を考えると、京都大会をファースト突破で終わったことが挙げられると思います。前の新潟でベスト１６になりジラサンに自信があったのもあり、中だるみがあったのは間違いがありません。しばらくポケカを触らない時間があり、京都大会を迎えたものの、環境の変化についていけずジラサンで惨敗しました。あのときのデッキ選択は間違っていたと思っています。今になるとあのときもう少し環境に合わせていろんなデッキを触っていればと後悔し、今回のJCSに合わせて修正してきたのですが一歩足りなかったようです。

帰りの高速バスはまとは爆睡していましたが、父は気が気で寝られませんでした。色々計算し、まとより下にベスト１６以上が何人いなければいけるとか考えているうちに、朝４時頃結果が出ます。まさかの２７位でした。朝京都駅に着いてまとに結果を説明すると、最初は無表情で何もしゃべりません。地下鉄に乗っていろんな話をしていると、その後からポロポロ泣き出して、父もももらい泣きします。そこから号泣です。彼がこんなに悔しそうに泣いたのはおそらく人生で初めてだったので驚きました。おそらく自分に何が足りなかったのかを理解したようです。

これでまとの今シーズンは終了です。世界にはいけませんでしたが、あまりに貴重な経験をさせていただいて、ポケカにどっぷり浸かった１年間本当によかったと思っています。もともとは少し多動があり、なにか興味のあるものに集中する力をつけてほしいと何気なく始めたポケカでしたが、こんなかけがえのない経験を得られるとは思っても見ませんでした。それも温かい皆さんのおかげです。もう一度、本当にありがとうございました。

PS　来シーズンのことですが、悩んでいます。私立の中学受験があるのです。どこまで両立できるかわからないのですが、今日まととの話では、受験も同じような失敗はしたくないから今から全力で望みたいと言っています。もしかしたら中学復帰勢になるかもしれません。一旦ガチからは離れるかもしれませんが、また遊んでやってください。（そして娘はまとの敵討ちをしてくれるそうなので、こちらもよろしくおねがいします）