受験とポケカと集注の世界について

まとの中学受験も佳境に入ってきました。もう一息です。コロナと仕事の関係もあり、外出がかなり制限されています。妹がCL京都に出られるのかも不安です。さて、最近の新しいジュニアたちが輝かしい成績を次々残していくのでびっくりしているとともに、取り残されている感が強くて少し焦り気味の父です。小2ぐらいの子たちがポケカはじめて半年くらいで上位に食らいついている子も多くすごいなぁと思います。
まぁ他の子供と比較するのもなんですが、まとも小2の秋から始めたものの、本格的に腕をあげだしたのは小4の秋からですから2年かかっているわけです。それまではなんとなく楽しんでやっていたので、それはそれでいいのですが、上を目指そうとエンジンがかかるのに時間がかかる子なんですね。それは受験でもやっぱり同じで今年（小6）の夏になってようやくエンジンが少しづつかかり始めてきたって感じです。どちらにしても少し遅い子のようです。

業界の世界にぱっと入り込める人たちってやっぱりいますよね。私は子供が上達するかどうかは、この、「世界にすっと入り込めるかどうか」が最も大切だと思っています。一度入り込むことができるとそこからの伸びは尋常ではありません。自転車に乗るときもそうですよね。私はあれは練習したから乗れるというのではなく、自転車にのる感覚に突然寄り添うことができたから乗れるのだと感じています。子供を見ていても、あるとき突然その感覚に気がついて乗れるようになっているからです。そして、一度その感覚を身につけると、いつでもそこから出入りができるようになります。自転車に一度乗れるとしばらく乗らなくてもすぐにのれますよね。

私も中学受験、大学受験をしているので文系分野におけるこの感覚はよくわかります。ある時突然全体像がつかめてしまうというか、入って来たことが簡単に理解できて次々吸収できる。そういう感覚が訪れるんですよね。そしてこれは一度来ると終わりではなく何段階かレベルがあって、またあるときに次のレベルの感覚が突然やってくるんです。自転車に例えると、乗れるレベルから両手離して乗れるレベルみたいな感じでしょうか。とにかく練習して徐々にレベルアップするというよりは、やっているうちにあるとき突然訪れて急激に伸びるのです。その一瞬を獲得するために皆さん練習をするんですが、知識や技術を上げるというよりはその感覚を研ぎ澄ますためにやっているのだと思っています。それを集注の世界と呼ぶそうです。この世界に入り込むのが上手な子は何をやらせてもすぐにできるようになるのだと思っています。

話が難しくなりすいません。早く2月になって受験が終わり、コロナも収束に向かってほしいですね。